2011年2月4日金曜日

国際化学オリンピックを知っていますか?

みなさんこんにちは。副委員長の菅原です。
今日は国際化学オリンピック((International Chemistry Olympiad, 通称IChO)についてご紹介したいと思います。国際化学オリンピックは世界中の高校生が集まり、化学の実力を競い合うイベントです。4年に一度のスポーツのオリンピックとは違い、国際化学オリンピックは毎年夏に開催されています。2010年第42回国際化学オリンピックが日本で開催されたので(719日から28日まで)覚えている方も多いと思います。この大会では、68カ国から267人の生徒が参加しました。日本の代表4名は大健闘し、史上最高の成績(金メダル2、銀メダル2)を収めました。
化学だいすきクラブの委員は、私を含め10名近いメンバーが関わっていました。日本で開催するのは初めてだったため、手探りで進めることになりましたが、大きなトラブルなく実施でき、閉会式では参加者の満足そうな顔をみることができました。
会期中、試験は2日(筆記試験と実験試験各1日)で行われます。残りの日には様々なイベントが企画されているので、世界中の高校生と国際交流をしていくことになります。日本大会では、浅草や鎌倉に行ったり、日本の伝統的な文化(習字など)を体験したりしました。
ところで日本の代表はどうやって選ばれているのでしょうか。 実は前の年に行われる全国高校化学グランプリの結果をもとに代表候補者が選ばれ、その後さらなる選考を経て代表が決定されます。つまり、全国高校化学グランプリに参加した高校2年生以下の生徒の中から、翌年のオリンピックの代表が選ばれているのです。
2011年はトルコで開催される予定で、2012年はアメリカ開催の予定です。2012年の国際化学オリンピック代表を目指し、ぜひこの夏、全国高校化学グランプリにチャレンジしてみましょう!

42回国際化学オリンピック
http://www.icho2010.org/ja/home.html
全国高校化学グランプリ
http://gp.csj.jp/
(GIMU代理投稿)